【人権研修】視覚障がい者の日常
3月17日月曜日 はれ

新たなきづき!新たな学び!みんなで考えよう♥ 区民セミナー」があり、港区弁天在住の全盲の視覚障がい者、吉岡久美さんによる「とある視覚障がい者の日常~私の生活の工夫と心の持ちよう~」というテーマでお話がありました。
久美さんとの出会いは昨年5月。
ボランティアビューロー登録の朗読ボランティアグループ「しおかぜ」さんは、港区社会福祉協議会の広報紙「アイラブみなと」や広報みなとをテープに録音し視覚障がい者に送っているのですが、久美さんはその送り先のお一人で、「しおかぜ」とテープご利用者の交流会のときに初めてお会いしました。
お若くしてさまざまなご経験をされていて、興味深いお話ばかり・・・、お聞きしているうちに、ぜひ、区民のみなさんに久美さんのことを知っていただきたいと思い、今回区役所にご紹介をしました。

内容は、
1)アイスブレイク
2)久美さんヒストリー
3)日常生活
4)誘導の仕方

です。アイスブレイクで参加者のみなさんと吉岡さん、そして参加者同士の距離がぐっと近づいたあと、久美さんヒストリーです。
久美さんは、15歳の時に病気で全盲になられました。それまで、全くふつうの生活をされていた久美さん、15歳という多感な年頃での失明に、そのころはただただ、絶望しかなかったそうです。
「夢は医者になること」・・・なのに、全てが崩れ落ち、無気力なまま日々を過ごされました。目の見える仲間と学校へ行くのが嫌で、見えない自分が人にどう見られているかを思うだけで悲しく、2年間は家で引きこもられたそうです。

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そして、そこからの目覚ましい立ち上がり、活躍のお話は、こちらも聞いていて心が躍るようでした♪♪

さまざまな心の葛藤を乗り越え、外へ一歩踏み出したのは他でもない久美さん、踏み出したからこそ、そこから彼女の力になる方々にどんどん出逢われます♪
そして、多くの方のサポートにより、イギリスへそしてカナダへと留学され、そこでは世界と日本との障がい者に対する理解などの違いにおおいに影響を受けて帰ってこられたそうです。

久美さんの気持ちが大きく変わったという出来事、それは、イギリスのホームステイ先でのホームパーティでのこと。
自分には手伝えることがないからと座っていると、ホストマザーが「ピアノを弾いて」と言うので、断るわけにもいかず、とりあえず弾きました。
するとホストマザーはパーティー終了後、
あなたがピアノを弾いてくれたことでパーティーが盛り上がったのよ!私はピアノが弾けない。人にはできることできないことがある。お皿を並べられなくても、あなたができることをすればいい。」と言ったそうです。
この言葉に久美さんは大きな喜びと衝撃を受け、それからは、「できないことはできないと言おう」「出来る人を探していこう」と思えたということでした。

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次に、日常生活のお話と誘導の仕方に移り、さまざまな機器を駆使して家の中で生活しておられることや、お買い物のこと、お料理のことなど質問もたくさん受けながらお話してくださいました。

周囲のサポートは、やはりありがたい、できるとき、やろうと思った時だけでいい、声をかけていただきたい、そして、日常生活における視覚障がい者に対する「音声による情報の重要性」について強くお話しされました。 港区社会福祉協議会は年間を通じて、小学校などで福祉教育を行っています。この久美さんの思いもまたその中でどんどん伝えていき、障がいがあってもなくても誰もが安心して住みやすい港区を目指していきたいと思っています。 

印象に残っているのが久美さんのお話の仕方です。とっても分かりやすくまとまっており、若さが溢れ、爽やかで快活でエネルギッシュ♪♪すごく魅力的でした
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