第11回 みなとこころの講座
12月7日土曜日 はれ

第11回 みなとこころの講座」を開催しました。
「こころの病」が原因で“生きづらさ”を抱えている方々がたくさんおられること、またそれは、誰でもなりうる身近な病であることを知っていただき、地域の中で、温かい目で見守っていただけたら・・・といったメッセージを込め、毎年、12月の第1土曜日に開催しています。

講座の構成は「こころが元気になる音楽」と「ためになるお話し」となっており、今回の音楽は、アコロックシンガー(アコースティックギターでロックを歌う)越野翔子さんに歌っていただきました。
地元港区南市岡育ちの明るく元気な越野さん、歌声はパワフルで深くて優しく、聴く人の心にまっすぐ届いていく・・・そんな素敵な歌を聴かせてくれました。

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トークには、小さいころはとてもやんちゃだったけれど、地域の方々にとても可愛がってもらったこと、落ち込んだ時は近所のおばちゃんの一言に救われていたことなどのエピソードや、「この地域で育ったからこそ、私は人間を好きな人になれた。」、「その時分からなかったことでも、今、分かるようになったことがたくさんある、あの時の私はみんなに支えられていたんだ。」などと話され、子どもたちや大人へのメッセージがたくさん込められ、聴いていて涙が出た・・・という方がたくさんおられました。

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何より若い人の頑張る姿は爽やかですがすがしいと同時に、見ている人の心を強く打つ・・・・と感じました。舞台の上、とっても素敵でキラキラ輝いていました。

そして、今回のお話は、「大人が変われば子供も変わる」ということで、京都少年鑑別所の法務技官で精神科医の定本ゆき子先生にお話しいただきました。内容は、発達障がいに焦点をあてたお話しですが、社会の宝であるすべての子どもたちに対し、周囲の大人が何ができるかを一緒に考えましょうといったことでした。先生は、「子どもの自己評価は身近な大人からの評価によって形成される。」と話されました。それは、子どもにとって、私たち大人の一言が、いかに影響力があるかということだと思います。

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「すごいね。」「えらかったね。」「頑張ったね。」などのキラキラした言葉がけや微笑みの目線を合わせてもらえることで、小さな自信と安心感を得、「自分は自分でいいんだ」と、自己肯定感につながり、そんな瞬間の積み重ねこそが、その子が成長していくうえで「生きていく力」となるということでした。

障がいがあるなしに関わらず、一人でも多くの子どもたちが、「自分はここに居ていいんだ」と思える、大人が味方だと思える、そんな出逢いが、その子の成長段階で少しでも多くありますようにと願わずにはいられません。

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今回の「こころの講座」の中で、元気いっぱいの歌手の越野翔子さんと法務技官で精神科医の定本先生とのコラボは、それぞれ、全く違う世界でとても遠いところにあるようでしたが、実は最高の組み合わせだったように思います。
越野さんの歌やトークは、先生のお話ととてもリンクしていて、「大人が変われば子どもも変わる」ということを会場の皆さんも感じていただけたのではないでしょうか。
あっという間に感じたこの講座、誰もが大切なことをもう一度再確認できた素敵な時間となりました。

地域で暮らす様々な“生きづらさ”を抱える大人や子どもたちが、少しずつでも理解され受け入れられるよう「こころの講座」の開催により啓発を続けていきます。
来年もたくさんの方々のご参加をお待ちしております。
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