災害ボランティアセンター体験ツアー
10月15日 土曜日 くもり

災害ボランティア講座 「災害ボランティアセンター体験ツアー」の第1日目を開催しました。

午前中は 
「港区の災害対策ってどうなってるの?」 港区役所の三島正巳さん
「災害ボランティアセンターの役割って?」 大阪市ボランティア・市民活動センター 浜辺隆之さん
にお話しいただきました。

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三島さんからは
・地震のメカニズム
地震の種類による被害の違い・逃げ方の違い
早期避難した場合とそうでなかった場合の被害想定
・地震が起きた時の初期初動
・日ごろの個々の備え
・なぜ、自助・共助なのか
・地域での取り組み
・行政での取り組み
と、命が助かるために 知っておくべきことをお話されました。
知ることから、日ごろの備えが始まります。
「とにかく生き延びてください」という三島さんの言葉から、早期避難の重要性と自助・共助への意識などを心に刻んでいただけたのではないかと思います。

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そして、浜辺さんからは 
 ・社会福祉協議会の普段の仕事
 ・災害が起きた時の社会福祉協議会の役割
災害ボランティアセンターを開設・運営
なぜ社会福祉協議会が担うのか
 ・災害ボランティアセンターとは?
 ・災害ボランティアの活動の多様性
 ・災害ボランティアが支えているもの
被災された方と向き合うために必要な心構えのうちの一つ「泥を見ず人を見よ」(泥かきやガレキの片づけは単なる作業ではなく、その向こうに人間の営みがあることに思いを馳せる)という言葉からも、災害がもたらすものは物理的なことだけではないことを改めてご確認いただけたと思います。
そしてそこには、日常的に地域の困りごとに寄り添い、プロとして(内容によってはボランティアと共に)対応をしている社会福祉協議会が災害ボランティアセンターを担う理由の一端も表れています。

参加者の感想の中に、「特別なこと(泥かきのような)だけがボランティアではなく、日々の暮らしにつながっているものなのだと教えられた」とありました。当たり前であった日常が一瞬にして奪われるということの恐ろしさと不安、心身へ及ぼす凄まじい苦痛は計り知れません。
人を助けることができるのもまた、人です。
再建・再生に向けて、そこに思いを馳せることができたなら災害ボランティア活動の幅の広がりぐっと深さが増すように思います。



そして、午後からは
「長引く避難所生活をどう乗り切る?」 日本赤十字社 大阪府支部 和田野元美さんにお話しいただきました。

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和田野さんからは、避難所生活が長くなると
・プライバシーが保てないので気が休まらない
・体の清潔が保てない
・トイレなどの使用が困難になる
・生活にメリハリが無くなる

など様々なストレス要因があること、普段と違う慣れない環境の中でどんな方でも少なからず影響を受けるが、特に高齢者は心身ともにより影響を受けやすく配慮が必要だと教えてくださいました。


そして、災害により心が傷つき不安に押しつぶされそうになっている心を和らげる方法として、正確な情報をお伝えすることなどは基本ですが、それ以外にできることとして
・ありのままの感情をそのまま受け止め、むやみに励まさない「傾聴」
・100mlの少しのお湯で作るホットタオル
・背中のマッサージ
・足湯

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などを教えていただき、実際にみなさんで体験をしてみました。
人のぬくもりに触れること、そしてお湯の温かさでも、疲れが取れたりスーッと心が軽くなるのが実感できたと思います。

講師の和田野さんは被災地へ何度も出向き実際に被災された方々と向き合っておられ、「せっかく生き延びたのに・・・・」ということにならないよう少しでも・・・という言葉はとても説得力がありました。
参加者の感想に「講師のお話しの仕方が素敵でした」とありましたが、優しい声と笑顔はきっとたくさんの方々の心を救ったに違いなく、そこにもみなさんは学べるものがたくさんあったように思います。

本日は1日講座と長丁場で、内容も災害という題材は深刻で決して楽しいものではありませんでしたが、パワーポイントや話術、そして実技で小気味よく参加の皆さんとやり取りをしながらと講師の方々がとさまざま配慮をしてくださったことで、学んだことが印象に残りやすい素敵な講座でした。


次回は、10月29日(土)10:00〜16:00
「災害ボランティアセンター体験ツアーに向けて♪」
「知恵と工夫で乗り切ろう!応急処置の防災豆知識」です。
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