講演会「サルから始まるアプリのおはなし」
3月7日 月曜日 はれ

京都大学霊長類研究所教授 NPO法人発達障害療育センター 理事長 正高信男氏をお招きし、講演会「サルから始まるアプリのおはなし」を開催しました。

正高信男先生は、ケータイを持ったサル―「人間らしさ」の崩壊 (中公新書)という本を、2003年に出版し発行部数20万部越えのベストセラーとなった作品を執筆された方です。
内容は賛否両論あり、ちょっと過激なタイトルからも拒絶される方も多かったかもしれません。
しかし、当時、若者が携帯電話を持ち歩き、いつでも通話やメールでやり取りできるようになったことで他者との関係の持ち方まで変えてしまったということや、生活空間での公私区分があいまいになり若者は公的な場所でも傍若無人な振る舞いをするようになったなどについて、正高先生の持論は、なるほど・・・・と思われた方も多かったと思います。

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今回は最近の若者という話ではなく、発達障害、特にLD(学習障害)の子どものコミュニケーションのお話でした。
LD(学習障害)の一つに、読み書きに困難を伴う場合を「ディスレクシア」(難読症)と言うそうで、ハリウッドスターのトムクルーズがこの症状で苦しんだとか・・・。

例えばbとdの区別がつけにくい、「い」と「こ」を混同する、九九の一部の段だけ覚えられないなど、さまざまな症状があります。

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上記のような症状は、文字を覚える段階で困難が伴い、教育現場では「怠けている」と叱られたり、クラスメイトからはからかわれたり、また、親にも分かってもらえなかったりすることがあり、そのことにより、本人はさらに深く傷き、自信を失ってしまう・・・などしんどい思いを強いられてしまいます。

正高先生のお話は、もし「ディスレクシア」(難読症)に似た症状があったり、その他のアスペルガー症候群に似た症状であっても、パソコンやタブレットなどのコミュニケーションデバイスを使うことで、本人の困難を少しでも軽減することができ、社会生活でコミュニケーションが周囲と図れる可能性があるのではないか・・・という希望がもてるお話でした。


はるばる愛知県よりお越しくださいました正高信男先生ありがとうございました!

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アプリ紹介:コトバロメーターは、京都大学教授・正高信男(NPO法人 発達障害療育センター理事長)が、学習の困難さをもたらす認知機能と脳機構の関連について解明し、独自に研究開発した国語機能向上のためのアプリです。
コトバロメーター

コトバロメーター国語機能向上アプリ

監修:京都大学教授 正高 信男
価格:3,600円

対応機種:iPhone / iPad
対応環境:iOS6、iOS7、iOS8.1.1
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